春キャベツの餃子

「izumiちゃん、料理忘れたん?」

今夜は少し早く帰れたので、台所に立つ。晩御飯のメニューは春キャベツたっぷり餃子。それだけだと寂しいので副菜に温野菜をつくる。それが私の担当。

 しかし手際が悪く、シリコンスチーマーをひっくり返したときにbunngoくんに言われたのがこの言葉である。

bunngoくんがこの家に来て1年くらいは私がごはんをつくっていたんだけどねえ。

2年前からbunngoくんの専業主夫化が始まり、今では私はトイレ掃除以外の家事はしていない。しかももともと家事が苦手なのでどんどん忘れていく。

「しょうがの千切りどうするの?」

コウケンテツレシピや」

 テレビで見た餃子のたれだそうな。酢醤油にしょうがの千切りたっぷりをのせて。これがしょうががフレッシュで美味しい。

 どんどん生活能力が落ちていっているけれど、毎日美味しいごはんが食べられるし、当分はこのままでいいんじゃないのかなと思う今日この頃。