趣味の料理

bungoくんは美意識が高い。

 

料理は作り置きをほとんどしない。お弁当用の小さなハンバーグも朝にひき肉を解凍してこねるところから始める。

彩りを考えて副菜を数種類つくり、お皿にきれいに盛り付ける。

主夫の料理じゃない、趣味の料理だなあと思う。

 

それを毎日いただけるのは大変ありがたい。

 

ここにいたるまでいろいろありましたけどね。

 

コロッケとか買った方が安くて美味しいものをつくりったり、お好み定食を出されたり。三品とも油をつかったおかずのお弁当に持たされたり。いや、だいたい美味しかったけど、カロリーががが。

そこで太っても文句を言わず、ありがとうといただいていたら、だんだん料理への探究心がわいてきたのか、レパートリーが広がってきた。買い出しにも自分で行くようになり、そこで食材計画をたてつつ、興味がひかれるものを買って、いろいろ試すようになった。

私も極力何も言わなくなった。私より料理が上手いだけでなく手際がよくて、片付けもキッチリしているんだもの。食材を余らせてダメにすることが最初は気になったけど、今、私が得ている快適な食生活を考えれば、そんなこと大した問題ではないと思えるようになった。

相手の自主性を尊重し、型にはめず、見守ることとはこういうことか、とわかった。

これは私もbungoくんも人生の折り返し地点を過ぎているから可能な変化なんだろう。30代だったら多分無理。

 

家庭料理が趣味の料理でも私たちが納得していれは全然いいんだよ。

 

とはいえ、問題が全くない訳ではない。それはまた別の機会に。